近江八幡から(大西)
水になった村
今も滋賀県近江八幡市にいます。
あるプロジェクトに参加をしていまして、月に何度もこの街に滞在しています。
またその話は追々しますが、今週、青森県に行くことになっています。
弘前の隣の西目屋村に行ってきます。その村とは約10年の付き合いになりますが、今も飽きることなく、通っています。
西目屋村にできるダムがあります。世界遺産にもなった白神山地の入り口で、青森県最大のダム建設が着々と進んでいます。
世界遺産に登録されたとき、少しはダム建設に障害となってくれるのを望んでいましたが、それはかなわぬことでした。
僕が初めていったときは、袋小路があるほど密集していた集落だったんですが、今ではそこに一軒のみ。大草原にぽつりと建っているだけになりました。ほかの家々は、5年ほど前に取り壊しがあり、街や隣接する村に出て行ってしまいました。
僕はその残った一軒とずっとつきあっています。
その集落は砂子瀬という地区です。
数十年前、美山湖という人工湖で沈んでしまった集落の移転地が今の砂子瀬地区なんです。しかし移転先だったはずが、美山湖を大きくすることによって、また沈んでしまう訳です。要するにダムで2回目の移転なんです。
そんな場所で暮らしている人を僕らのほとんどが知ることがないのです。
砂子瀬に最後まで暮らしている人にまた逢ってきます。それを報告します。
コメント
集落に残っているお宅の娘さんと同級生です。
夏に訪れたときはダム工事がずいぶん進んでいました。
砂子瀬も尾太鉱山の社宅跡地にかけて土が盛られ、
工事車両が何台も置かれていました。
もはや後戻りすることはないだろうと思われます。
懐かしい風景はもう記憶の中だけですが、
年々それが薄れていくのが寂しいです。
白神山地はそろそろ紅葉がきれいな季節ですね。
でも冬の気配もすでに漂っていることと思いますので、
風邪をひかないようにお気を付けて。





